長く使うためにFOR LONG USE
シミ抜きの方法
シミ抜きの方法
ニット商品は素材である糸から企画に入るため、通常は売場に並べられる6ヶ月前から商品企画をはじめています。
手早くが基本のシミ抜き
油断すると付いてしまうシミには、素早い処理が肝心です。素材によっても違いますが、生地の裏にタオルなどを当て、ベンジンかまたは水とドライクリーニング用の溶剤をブラシにつけて、シミの周囲から中心に向かって軽く叩いて汚れの成分をタオルなどに移し取るようにします。(*市販のシミ取り剤を使用するときは、添付の説明書をよく読んでからお使い下さい。)
種類別シミ抜き方法 - 食べ物
- しょう油、ソース
- 中性洗剤液で処理。取れないときはアンモニア水を入れた中性洗剤で処理。
- カレー、マヨネーズ、アイスクリーム、卵、牛乳、バター、チョコレート、ココア
- ベンジンで油脂分を除き、熱い中性洗剤で叩き出す。白地のものは過酸化水素系漂白を。
- 果物、ジュース、ジャム、お酒
- つけてすぐなら水で処理。少し時間がたった場合は洗剤をとかしたぬるま湯で処理。
- コーヒー、コーラ、お茶
- タンニンを含んでいるので、加熱・アルカリ処理は不可。直後なら中性洗剤で、古くなったらグリセリンをとかしたぬるま湯で叩き、水ですすいで次に酢酸処理。
- チューインガム
- 冷やして削り取る。布目に入った分はアセトンでもみだす。アセテート生地は不可。このときは、ベンジンで。
種類別シミ抜き方法 - インキ類
- 青インキ
- アンモニア水→水→シュウ酸2%液→水を繰り返す。白ものは漂白する。
- ボールペン、マジックインキ、油絵の具、クレヨン、印刷インキ
- ベンジン処理後洗剤とアルコールまたは住居用洗剤またはアンモニア水を入れた中性洗剤で。
- 墨
- 落ちにくい。練り歯みがきをつけ小布にはさんでもむ。酵素洗剤をねりつけてしばらくおき、もむ。
種類別シミ抜き方法 - インキ類
- 泥はね
- 乾いたらブラシで落とし、アンモニア水を入れた中性洗剤で叩き出す。
種類別シミ抜き方法 - 分泌物
- えり垢
- ベンジンで処理。残ったら中性洗剤。
- 血液
- 水洗い後中性洗剤。除けないときはアンモニア水滴加中性洗剤で。白物で残れば漂白を。
- 汗
- ついた直後は水で処理。黄色くなったものはアンモニア水を入れた中性洗剤で。残れば、シュウ酸2%をとかしたぬるま湯で。白物は漂白。
種類別シミ抜き方法 - 香粧品
- 口紅、毛髪油
- ベンジンで処理。残ったら中性洗剤。
- 香水
- アルコールで拭く。古くなったものはアンモニア水を入れた中性洗剤で。