長く使うためにFOR LONG USE
上手なお洗濯法
上手なお洗濯法
最近は、セーターなどのニットアイテムを家庭で洗うケースも増えているようです。そこで、知っておくと便利なニットのお洗濯方法をご紹介します。
まずは汚れの種類をチェック
汚れには、水性、油性、不溶性と大きく3つの種類がありますが、単一の汚れよりも複合した汚れの場合が多いので、ケースバイケースで洗剤や溶剤を選ぶことが必要です。
- ● 水性汚れ(たんぱく質、汗、アンモニア、糖類、しょうゆなど) -水で落ちる
- ● 油性汚れ(油脂、皮脂、ソース、ファンデーションなど)-界面活性剤と酵素で落ちる
- ● 不溶性(汚れ泥、ほこり、すす、タールなど)-酵素で落ちる
アイテムや素材別にお洗濯
ニットはアイテムや素材によってお洗濯方法が異なります。アウターウェアの中の重衣料は、やっぱりプロのクリーニング店へ任せる方が安心ですが、コットンのインナーやTシャツなどは、市販の界面活性剤や酵素が配合された洗剤で洗えます。また、ウールや麻、シルク製のニットも、ドライクリーニング用の洗剤を使えば家庭でのお洗濯もOKです。
お洗濯のポイント
- プリントのTシャツや飾りボタンの付いたニット
- プリントの付いたものは、裏返してお洗濯するとプリントが傷みません。また、飾りボタンはラップでくるんで保護します。
- かさばるニット
- トレーナーなどのかさばるものは、洗濯機に入れてから手で押して水を通らせます。洗濯機が回りやすくなり、汚れ落ちもよくなります。
- ストレッチ素材のもの
- 漂白剤は使わず水洗いして、陰干しに。アイロンはできるだけ使わないようにします。どうしても使う場合は、最も低温で。
- シルクのニット肌着
- クリーニングにはちょっと出せないシルクの肌着。洗剤の代わりにシャンプーを使って手洗いすると、きれいに汚れも落ちてちぢみ等のトラブルも少なくてすみます。
- ネットを上手に使って
- ランジェリーやブラウスといったデリケートなものだけでなく、Tシャツやポロシャツなどもネットに入れて洗うと傷みを防ぐことができます。また、色の濃いものをネットに入れて洗うのも賢い方法。他の洗濯物の糸クズが付いて白っぽくなるのを防いでくれます。*手洗い表示の付いたニット製品であれば、ネットに入れてご家庭でお洗濯ができます。
アイテム別の干し方
最近は、セーターなどのニットアイテムを家庭で洗うケースも増えているようです。そこで、知っておくと便利なニットのお洗濯方法をご紹介します。
- セーター類
- ネットやテーブルなどの上に形よく広げてから、日陰で平干しにします。
- トレーナーなど
- 身頃と袖を竿にかけます。また、タオルを巻き付けたハンガーも型くずれを防ぎます。トレーナー類は乾燥機に入れないで。(縮んでしまいます)
- ブラウスなど
- 軽く脱水してから、タオルドライをするとシワ防止に効果的です。
- その他のシャツなど
- 叩いてシワを伸ばしてから、ハンガーで陰干しします。